忠別川で未来を見つける旅へ -川の目線から、まちの可能性を探る-
2025.12.01
忠別川にてラフティングボートに乗り水上から旭川の魅力を発見するかわまちづくりモニターツアーに参加しました。
130を超える川が都市を流れて、大雪山の麓という地理的条件と合わせて、美しい景観を生み出している「川のまち」旭川 日常の風景を別の角度から見つめ直すと、そこには驚きと発見、そして街の未来がありました
旭川駅から始まる「川旅」期待と不安を胸に移動です
旭川駅を出ると目の前に広がる忠別川。駅に直結した全国的にも珍しいロケーションの北彩都ガーデンもおなじみですね。“駅直結の川旅”はまさに「川のまち旭川」ならではの魅力です。
ライフジャケット、ヘルメット、ウオーターシューズをしっかり身に着けて出発です。
クイズで盛り上がるバス移動でスタート地点へ向かいます。

バスでの移動中と実際にボートを前にして、の両方でしっかりレクチャーを受けます
近くで目にするラフティングボートは思いのほか大きくてがっしり安心感、安定感があります
ですが基本、グレーのところに腰掛けるのは意外でした 落ちないか若干心配
クルーの説明を聞く姿勢は真剣そのもの
ですが「さあ、出発です!」と声かけられてもやや腰が引けてます


いざ漕ぎ出でぬ
川下りは基本 河の流れに身をまかせるのですが気分は「いざ漕ぎ出でぬ」
住み慣れた、見慣れた街を流れる河に漕ぎだす感覚はなかなか新鮮です。
この時点で陸の乗り物と違い先頭の席あまり人気ありません


都会の真ん中で都会の喧騒を離れる
一旦 岸を離れると耳に届くのは水音と鳥の声。 緑の多さに驚きつつ都会の真ん中にいながら、自然の懐に抱かれるような感覚に包まれます。流れは穏やかな水面から、せせらぎや白波の立つ瀬まで刻々と表情を変え、飽きることがありません。
ボートの船底は柔らかい素材でできており時々岩の通過を足裏に感じドキッとすることもあります



岸のヒトからガン見されます、写メ撮られます
道行く陸の人々からは「何だろう?」と好奇の視線。スマートフォンを向けられるたび、まるで川上のセレブ気分です。

途中で寄り道ならぬ寄り川で川遊び
約三十万人が住む北海道第二の都市 旭川の中を流れる忠別川ですがニジマスやアメマス、ヤマメ等も釣れるそうです。
途中の浅瀬では「寄り道」ならぬ「寄り川」。
網を張り、川底をかき回すと小魚が次々とかかり、子どもの頃の遊び心がよみがえります。
水と触れ合う体験は、街の中心にいることを忘れさせてくれました。みんなで魚にご挨拶 観察を終えたあとはリリースです。さようなら。
ボートにも慣れてきたこの頃になると先頭席の人気急上昇


クライマックスは駅への帰還
遠くにそびえる大雪山連峰、次にツインハープ橋、新神楽橋、ノロッコ号の走るJR富良野線鉄橋
旭川を象徴する景色の中を下る我らがモニターツアー船団
なかなか得られないクライマックスショットです。
ゴールはもちろん再び旭川駅
日常の象徴である駅へ川から帰ってくる、という特別は体験は、心に深く残ります。


川が教えてくれる未来
同じ街でも、川の目線から見ると新しい発見の連続でした。大雪山の懐に抱かれ、豊かな自然と都市が共生する旭川。川を軸にしたまちづくりには、観光だけでなく、暮らしや未来を豊かにする可能性があると強く感じます。
見慣れたはずの風景の中に、未来を見つける旅。旭川は、やはり“川のまち”でした。

※旭川駅周辺かわまちづくり計画
旭川市では、「第8次旭川市総合計画」をはじめとする計画や方針との整合を図りながら、「旭川駅周辺かわまちづくり計画」を水とまちをつなぐ人の流れや河川空間に賑わいを 創出することを目標に位置付けました。
旭川駅周辺を含む旭川市の地域活性化に寄与することを目指しています。
※本ツアーは旭川駅周辺かわまちづくり計画推進WG 構成団体
ミズベリング旭川の主催で行われたモニターツアーです。
