美瑛ブルーに染まる体験を!水野染工場が手掛ける「藍染」テーマパーク

2024.11.14

創業明治40年「水野染工場」が運営する
美瑛町にある「藍染結の杜」では、藍染体験が楽しめます。

藍染とは、古くから親しまれてきた伝統的な染色技術のことです。

藍色の色素が含まれている植物を用いて色を染めることから
「藍染(アイゾメ)」と呼ばれています。

藍色の色素を含む植物のうち、国内で主流となっているのが
蓼科(タデカ)の蓼藍(タデアイ)と呼ばれる品種です。

日本を含む東アジアで使われているタデ藍は
バジルの様な見た目をしています。

藍染には2種類の染め方があります。


一つ目が「藍建て」と呼ばれる技法です。
葉を発酵させて作った染料液で染めていきます。

一般的に思い浮かべることの多い技法で
年中染めることができ、深い青色や紺色に染まります。

二つ目が「生葉染め」と呼ばれる技法です。
生の葉をもみ込んだ染料液で染めていきます。

生の葉が採れる夏限定の技法で
明るく鮮やかなスカイブルーの色合いに染まるのが特徴です。

(1)染めたい柄をイメージして創作していきます。
   生地を折ったり、丸めたり、輪ゴムで強弱をつけて
   色を入れたい部分とそうではない部分を作り出していきます。

(2)水の中に入れて空気を抜いていきます。

(3)染料液の中に入れて1分待つと、、、
   布が緑色に!!!

(4)染料液から取り出し空気に触れさせていくと
   みるみるうちに藍色に変化していきます!

(5)あとは、洗って、乾かして完成です!

藍染結の杜では、藍を染料として使うだけではなく
ほかの用途としても活用し
藍がもつ、たくさんの魅力を発信しています。

例えばカフェ!

藍染結の杜では、2階にカフェ・コミュニケーションスペースを設けています。
ここでは、藍茶や藍を使用したスイーツなどを楽しむことができます。

また、施設裏手にある「青の丘」も見どころ!

藍を塗ったベンチは「青の環」と呼ばれており
ベンチに座ってゆったりと美瑛の景色を眺めることができます。

染料としてのイメージが強い「藍」でしたが
ほかにも色々と活用できるなんて驚きです!

自然豊かな美瑛町にある「藍染」のテーマパーク!
ぜひ藍の魅力を体感してください!

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